はるか昔のB世界にヒュウガ族という女性のみの種族がおり、ヒュウガ族は忍法といわれる様々な術を使えた。
それに対してヒュウガ族とは相反する立場にいたのがハヅキ族であり、ハヅキ族は男性しかいない種族である。しかし、その長には肌が白く、女性のような特徴を持つ容姿端麗なハヅキシュウというものがおり、一刀流の刀を用いる武術を使う。
昔、ハヅキシュウはその肌の白さなどから他の一族から迫害を受けていたが、当時のヒュウガ族の長にいたヒュウガムツキによって保護されていた。
そして、ヒュウガムツキの元で育ったシュウは強くなり、ハヅキ族を自らの実力で治めたが、それでも一族の中にはよくないと思うものが多数派であった。
そして、後にハヅキ族とヒュウガ族による価値観の違いなどから大規模な争いが起こり、そんな中でその争いによって付近の山で眠っていた黒い龍は起こされた怒りで、争っていた両勢力のほとんどをその強大な力で消し去り、暴れまわった後に力を使い果たして再び眠りについた。
それによって、ハヅキ族はごくわずかだけ生き残り、ヒュウガ族にはサツキともう一人、サツキの知らぬ同族しか残らなかった。
その後、サツキはその山の近くで二度と争いなどが起こらぬように見守るように籠り、その生き残りの子供である「ヒュウガメイ」と共に山で静かに暮らしていた。