電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列3(A3章 太陽の子は月の娘の為に)

〜コロナとルナは2人でアルテマとメテオの帰りを待ちながら暮らしていた

 

 が、しばらくしてそこに現れたのはかつてメテオとアルテマが戦ったとされる暴動を起こした者達の残党どもであった。それにルナは応戦するも、コロナは臆しているために手も足も出せなかった。

 

 寄せ集めの残党達であろうとも幼いながらも力はあるはずのルナも数の力には敵わず毒の力を持つものにより瀕死に陥る。ルナが倒れたことでコロナは悲しみ、それにより自身の秘めた力に目覚める。

 

 覚醒した力によって残党達を惨殺しその血を毒に倒れたルナに捧げるが、ルナは蘇らずにいた。

 そこにようやく帰ってきた、メテオとアルテマはその惨状を目の当たりにした。コロナはすぐに戻って来れなかったメテオとアルテマを恨み、眠るように倒れたルナと共に家を出た。

 

 一方で、コロナは各地で力を振り回すならずものを見つけては自身が化け物のような姿になってまであたり一面を血の海にし、その血を集めてルナに捧げるが結果は変わらずにいた。

 そしてコロナはメテオとアルテマが次に出会う宿命にある敵をターゲットにする。

 

~~~~~~~~~~~ 一方でメテオとアルテマ

 

 メテオとアルテマは最近、アストロという支配的な侵略を行う者とその寄せ集めの配下たちが勢力を拡大しているため、それを倒そうとする。

 更に現在、そこにコロナが居ることを知り、急いでその場所へと向かう。

 

~そこには単独で交戦をしていた、コロナの姿があり、アストロの配下はほとんど全滅していた。

 

 メテオとアルテマはコロナに協力を求めるが、コロナは「協力する価値があるか、それを力ずくで示してみせろ」といい、アルテマ達と激突。

 本気の2人がかり相手にはならずものの集団相手にも余裕の蹂躙をするコロナでさえ流石に歯が立たなかった。

 

 そして、二人に協力することとなったコロナはアストロの真の狙いが星を破壊する最悪の兵器、エクリプスの起動だと語る。

 メテオとアルテマはエクリプスが起動されれば地球はエネルギーを吸い尽くされ、地球の命はアストロだけを残して、すべてが終わるということがわかったために急いでアストロを倒しに向かう。

 

 そして、アストロに3人で立ち向かうが、アストロのバリアによりまるでダメージが入らず体力だけ消耗する一方、コロナはアルテマとメテオに戦いを任せ、隙を探り、しばらくして、アストロの弱点を知り、アルテマ、メテオ、コロナは連携して一度に3回以上の攻撃を加えることによりバリアを攻略した。そこで態勢を崩し、隙となった所を畳み掛け、見事アストロを撃破する。

 

 

エピローグ 

 その後、メテオは長きにわたる激しい戦いにより消耗していたこともあって、短い寿命を全うして亡くなり、そのまま彼は遺体とならずに、光の粒となり消えた。

 おそらく、自分の母へと還っていったとされる。

 

 

 一方で、ルナはアストロの血や心臓を捧げられても蘇らず、自暴自棄になってきたコロナは最後に自分の血を捧げることにより遂にルナを蘇らせることに成功する。

 

 コロナはルナに対して必死になってよみがえらせたが、ルナはそれを知らずに一方的にコロナがあの時、臆しているだけだったことを責め立ててしまう。

 それにより、コロナは唯一の愛する妹からも見放されたと思うことで深く傷つき、ルナの前から姿を消してしまう。

 後にほとぼりが冷めた頃にルナもコロナに対して責め立てた事を後悔し、コロナを探すが、見つからず…

 

 そして、コロナは生まれ変わるため、もう戻れなくなっていた自らの鎧の姿を破壊し、そのひび割れた身体に色んな血を身体に流しこむと、その姿は眩く光を発し、やがて別の姿へと生まれ変わってゆく…