電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列4(A6章 月の娘は影にも笑わない)

アルテマは1人となった自分はもはや生きていてもしょうがないと自暴自棄になり自らを封印するように誰の目にもつかないところで眠りについていた(ばか)

 

 一方、ルナは1人でアルテマ、コロナを探し、自分のせいでいなくなってしまったコロナに対する罪悪感に駆られて感情は歪んでゆく

 そして、アルテマやブレイブなどかつて世界を救った英雄のいない世界はだんだんと歪になっていき、戦争が各地で起こり始める。

 そんな歪となった世界に居場所のないルナは旅をしてる中でルナはアルテマの姉、エミルと出会うことで戦闘における訓練を積む。

 エミルは自らの居場所を守るために一人で必死で戦っていたが、ルナの協力もあって敵対する勢力の鎮圧化に成功する。

 エミルと比べて、ルナは戦闘の才能がある為、あっという間に師匠ともなるエミルの強さを超えていた。

 そして、敵対する勢力の本拠地が日本にあると知ったルナはエミルと分かれ、日本にまで辿り着き、そこで目にしたのはあまりにも腐った世の中だった。

 

 今、現在支配している日本はおろか世界を支配するほどの軍事権力を握ったサウザンドという者はただでさえ国民が貧しくなろうとも自らの私腹のためだけに動き、横行く民は皆やつれていた。特にルナが睨みつけたものが、女は男より劣るから数も人権も必要ないと断言したからである。それは自らも差別というものをこの日本という国にたどり着いた時に感じたからだ。

ルナは例えこの世の心理が、「弱肉強食」であっても弱いものに押し付けられた理不尽というものに対しては人一倍怒りを抑えられない立場にあった。

 

 ルナはそんなサウザンドという人間のクズを許すつもりはなかった。立ち向かった者は何人もいるが戻って来るものがいないと聞くも、相手の力量を知らないが、ただ心の底から許せなかったのである。

 

 ルナは単独でサウザンドのいると呼ばれる集落に殴り込みに行くものの、その集落を占領するまでいったが、サウザンドには出会えなかった。

 

 後にルナが小さな噂になっていき、ルナは西場はじめという少女?に出会う。ルナは自身の能力によって目を合わせるか、触れたりすることで相手の心や記憶の一部を見抜くことができ、はじめが元男だが、人間でいうニューハーフとは違う全く異質な存在であると気づく。

 

ルナ:(なんか気持ち悪いのと出会ってしまったかもしれない)

  

 ルナは瞬時に変身をするはじめの情報は記憶を読んだ時に知っていたが目の当たりにするとそれが興味深くてたまらない。

 暇さえあればはじめの身体の仕組みなどを知りたいと思っていたルナだが、今は疲れているため、また今度にしようと思いながら眠りにつく。

 

 その後、ルナは、はじめの協力もあって様々な集落を占領しにいくが、そんな中で悲惨な現場に出会った。

 ルナは自他共に失った命を戻すほどの強力な治癒能力があるものの、失った心までは取り戻すことが出来なかった。

 そのうえでルナは抑えきれない怒りを露わにし、集落を怒りのままに叩き潰した。

 

 たとえ叩き潰した相手は肉の塊だろうとルナはそれを元の形に再生する事ができる。だが、死んだという記憶も持ち合わせる。

 集落を占領していた首領には自らがしたように死を懇願するほどの拷問によってツケを払わされる事になる。「因果応報ってやつね…」

 そして、ルナ達は占領した拠点の解析をし、サウザンドがいる本拠地を探し当てる。

 

 ルナはまるで傷一つつかないままサウザンドの元に辿り着く。そこにいたルナは鬼のような顔ではなく仏頂面そのものだった。

 サウザンドはルナを甘く見ている。

 「相手が小娘だからどいつもこいつも油断をした。しかも罠を張り巡らせた集落すらもあっさり全滅とは…使えない連中だ。」

 

 サウザンドもはじめと同じように鎧を着たような姿に瞬時に変身をすることができる。第1形態らしい

 

 第1形態からさらに重ね着のようにゴツい鎧になることが出来るみたいだ。第2形態なのかしら。

 

 第2形態からさらにドラゴンというしか無さそうな姿になる。ここまでくると第3形態ね少し面白くなってきたわ。

 

 第3形態をなんの苦労も無さげに打ち破ったルナはサウザンドの装甲が吹き飛んでも中にいる本体へ重い一撃になる場所へ装甲を貫くなりしても攻撃をやめなかった。容赦ないのである。

 サウザンドは涙ながらに許しを請うもののルナの仏頂面から一変してまるで手足をもがれた哀れなゴキブリを見るような目つきに変わった。

 

許す気なんて最初から無いわ。

 

 その一言を最後にルナは思いっきりサウザンドの胸を貫き、その後、一度だけでなく何度も殺した。民衆に放り投げるなり、生きたまま焼くなり、うどんを煮るなり、いなりずしを食わせてやらないなり…

 いくらかしたあと、サウザンドは再生された後に目が覚めるとサウザンドは拘束されていた。

 

 それでもなんとしてでもまだ抵抗の意思はあり、ルナに再び襲いかかろうとするもサウザンドが苦しみだす。

 それはルナの能力によって殺した相手を再生したルナが主であることになり、主には攻撃できなくなっているからであった。

 

 「あなたは今日から私の僕よ。罪を償うチャンスくらい与えてやってるんだから感謝しなさい。