電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列(C3章 勇気の子は異世界を旅する前半)

 さまざまな世界が存在する中でA世界と呼ばれる世界にいるアルテマから生まれた子、ブレイブはかつてゴッドと呼ばれる天界にいる神を倒し、神となる力を手に入れ、その力で様々な時間、世界へと飛べるようになった。

 

 ブレイブは以前遠い未来へ飛んだ時に来た世界を、崩壊した未来のB世界と称した。

 そして、B世界ともう一つあるC世界は、A世界と似ている世界だが、文明の発展具合などからA世界より時間の流れが遅れているように感じた。

 

 そこで、ブレイブは初めて来たC世界に浮かれていたが、すぐに惹かれ合うように悪い能力者による事件を目撃する

 

 その能力者を止めようとするも、その前に襲われそうな少女を先に救出し、能力者を撃破する。

 

 少女は救われたブレイブを目にした途端に、自らの親だと発言し、ブレイブから離れようとしない。ブレイブもさっきまで事件に巻き込まれたショックで少女も正常ではいられないと思い、少女を介抱する。

 

 少女は自らを桜幽迦(さくら ゆうか)と名乗る。

 身長150cmくらいで、見た目からして、16歳くらいの女子高生、とブレイブは仮定する。

 

 ゆうかは産まれた時に捨てられ、拾われた両親をも事故で亡くしている。今は一人暮らしの女性の下に世話になっている。

 

 ゆうかは自分も世話になっている女性もブレイブと同じ特殊能力者である事を話し、女性の下へと案内する。

 

 彼女の名前は、速水風(はやみ ふう)

 身長170cm、20代前半で、車や、バイクなどの修理やメンテナンスをする店を営んでいる。

 

 速水風はゆうかが事故にあった現場に遭遇し、生き残ったゆうかを自分の家に引き取り、暮らしていた。

 彼女はそれを仕組まれていた事故であると知っていた。

 

 事故を仕組んだのは自分達以外の能力者を狙って狩る集団であった。奴らの目的は能力を持たない弱い人間だけを残して、支配する事らしい。

 

 悪の能力者集団の首領はブラックメビウスと名乗っていた。(ブラックメビウスはかつてのA世界の第二の魔王として君臨していた存在がC世界にて生き延びていた)

 

 速水風は以前、自分の友人であった影野忍(かげのしのぶ)が能力者集団の幹部である事を知り、交戦の末に自らの手で殺めた。

 その忍は死に際に身につけていた十字架のネックレスを自分の存在を友人として忘れてほしくない為に速水の首に掛け、力尽きた。

 その為、速水は友人の形見をいつも身に着けている。

 

 ゆうかは能力者であることを勘付かれ、能力者集団の幹部である死神ノヴァに両親ともに事故に見せかけ始末しようとしていたが失敗し、怒ったゆうかによって死神ノヴァは彼女の能力を見きれずに散る。

 

 能力者集団の幹部は3人いる内の2人はすでに倒されている。

 しかし、そのことによってか、ブラックメビウスによる能力者たちへの攻撃は熾烈になっている。