電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列(C4章 勇気の子は異世界を旅する後半)

 一方で、速水冷(はやみれい)という人物がいて、ブラックメビウス率いる能力者集団と戦う速水風の兄で、数年前から行方不明となっている。

 

 速水は自分の兄のレイが能力者集団のアジトにいると言う嘘の情報を聞いたことで、自ら一人で兄と合流するために、能力者集団のアジトへと向かい、罠にかかってしまう。

 ブレイブとゆうかは速水を助けるためにアジトへ向かうも、能力者集団の最後の一人の幹部である銀牙(ぎんが)と対峙する。

 

 ゆうかは銀牙の相手をし、ブレイブを急がせる。

 アジトへたどり着いたブレイブは捕らわれている速水を助ける為に首領のメビウスと対峙する。メビウスはブレイブを確実に始末するためにヘルゼロという手下と共にブレイブを挟み撃ちにする。ブレイブは鎧を纏ったような姿へと変身する。ブレイブインフィニティーである。

 

 2対1では流石のブレイブも劣勢であったがインフィニティー化しているブレイブは諦めなかった。そこに一人 隙を見て、速水を救助したのちに三つ巴の戦いに割って入る者がいた。その者こそ、行方不明だったレイである。

 レイは速水の愛車であるバイクと一体化し鎧を纏う事が出来る。レイ・アーマーZである。

 

 レイと速水はヘルゼロを、ブレイブはメビウスを、ゆうかは銀牙を倒す。

 

 遂に追い詰められ、力尽きたと思ったメビウスは、自身の理性をも犠牲にしてまで自らにある無限の力を制御せずに使うことでさらに巨大で、禍々しい姿へと変わっていく。

 己の実力以上の力に飲み込まれた姿の、ブラックメビウス・ハザードである。

 

 強化されたメビウスの力によってブレイブ達4人は劣勢となる。メビウスの作り出した巨大なブラックホールに落とされそうになった速水をブレイブは庇い、落ちてしまう。

 

 いくら不死身と言われるブレイブであろうともブラックホールに落ちてはお終いであろうと思われたが、

 

 なんと、ブレイブはブラックホールに落ちた先にいた創造神コスモスによって助けられていた。

 コスモスはブラックホールの中にいる一般人たちを守るために長い間、そこにいて、永遠に力を吸い取られていく空間にて一般人に力を分け与えていた。

 コスモスは無限の力を持っているため、ブラックメビウスによっていいように力を使われていた。

 その後、コスモスはブレイブに力を分け与えると、ブレイブはブラックホールをホワイトホールへと変え、新たな力を身にまとい戻ってきた。ブレイブ・オーバードライブである。

 ブレイブはその新たな力を使ってホワイトホールから自らの身体よりも更に大きな大剣を持ち出し、巨大化したメビウスを一刀両断する。

 

 メビウスが完全に滅びたのを見て、近くに居た能力者集団の残党達は逃げるがレイによってすぐに捕まってしまい、その後、レイは、他の国にいるであろう能力者集団の残党も懲らしめると言い、またどこかへ行ってしまう。

 ブラックホールにいたコスモスと一般人らは戻ってきて、これにて一件落着となり、ブレイブはA世界に帰る事も考えたが、ゆうかや速水の役に立ちたい一心で、速水達と暮らす事になる。