電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列 邪神編、後編(A17章、B18章、C12章 見捨てられた者達の末路)

前回→おおざっぱな時系列 邪神編、前編(荒廃した未来の微かな希望) - 電子版黒歴史ノート

  ~~~その他の世界で残ったものたち~~~

 A世界では創造神ジェネシスが邪神を多く抑え込み、B世界ではエリスの分身とオニキスが都市で邪神を迎え撃っていて、C世界では主にブレイブたちが邪神を抑えていた。

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 D世界に着いたルナ達はかつて「ブラック」によって抑えられた閻魔龍による爆発の影響で荒れ果てたD世界の地球の姿を目撃する。

 そして、その地球には邪神が大勢溢れており、各世界にまでその怨念を撒き散らしていたことがわかった。

 そんな中で邪神の中でも一際大きい存在があり、それが閻魔龍の怨念を取り込んだ「大邪神XエクスデウスX」の姿があった。

 その大邪神を目掛けて一直線にルナは神獣の刀で、シオンは全身で、エリスは高速移動で、コスモスは他の3人をサポートする形で、周りの邪神を蹴散らしながら進んでいく。

 大邪神は遂にその4人を鬱陶しく思い、攻撃を仕掛け、物理的な攻撃以外にも大邪神が取り込んでいった者達の悲しみの記憶を追体験させるなどして、精神攻撃も同時に行う。

 それによってルナは怯むも、エリスはルナに呼びかけることで邪神の精神攻撃を克服する。

 コスモスとシオンは大邪神に目掛けて攻撃をしかけるが、大邪神にはまるで効かずにいた。

 しかし、大邪神の攻撃もコスモスの用いるシールドによって通用せずにいて、お互いに決定打を与えられなかった。

 そこで、エリスは遂に破壊粒子を用いることを考えたが、まだ取り込まれたとしても助けられる人がいるかもしれないことによってシオンは単独で大邪神に説得を試みる。

 大邪神はその説得に耳を貸さずにシオンを攻撃し続けるが、シオンは邪神に乗っ取られてるときに一体化したことによってかつて一つの命であった、邪神の感じた痛みや悲しみを戦いの中で受け止めようと思いはじめていて、シオンは大邪神の攻撃を抱きしめるように受け止め、そこでシオンの心に触れた大邪神はついにシオンの心に打たれ、涙を流し始めた。

 それによって、大邪神は取り込んだ者たちを解放し、エリスに対して「葬ってほしい」と告げ、エリスの放つ、破壊粒子を纏った矢により撃ち抜かれ各世界に散らばった邪神は本体の死によって完全に消滅した。

 その後、自分の世界に帰っていったルナは、自分の世界で帰りを待っていたコロナなどの家族たちによって温かく迎えられる。

 エリスは元の世界で残されたシオンとオニキスの3人と他にもゲキと漆黒龍鳳を分身として作った2匹と、エリスが作り出した移動する星で、他の星など宇宙にいる残された者たちを救う旅に出た。

 コスモスは元の世界に帰って、残された者たちと街の復興などを手伝うために積極的に協力した。

 

 そして、シオンはひっそりとかつて邪神であったエクスデウスの核を神獣テュポーンと名付け、その身に宿していた。