(※はじめ編の続きでありもう一つの話)
ある日、はじめ達と旅行に行ってたはじめの姉であるふみは、誘拐された後に目が覚めると周りが何もない白い空間に、前方にだけ現実といえるような景色が広がっていた。
そこで、前方に怪人といえるような者が見えるとふみは逃げようとするが、どこまで動いてもその怪人との距離が変わらないことに気づき、その怪人が近づき、ふみに話しかけると、ふみは自分の置かれてる状況に気づく。
なんと、ふみはタブレット端末の中に自分がいるらしく、その怪人と思っていた者は自分と同じくして実験体であり元は人間であったが、人間であったころの記憶はなく、自分が何者かわからないでいる。
また、ふみが目覚めた場所は旅行していた所で、誘拐された場所のアメリカではなく、日本であった。
そこで、その怪人は記憶を失ってから、自分のことをシルバルドと名付けられていたことを思い出し、ふみと共に自分たちが廃棄されていた場所から移動するも、その先には廃棄されていた実験体を処理するために配属されたゴルジャークという者がいたが、ふみとシルバルドを見逃した。
そこで、シルバルドはふみを安全な場所へと避難させるために動いていたが、自らの姿のせいで苦労していた。
しかし、その後ある少年によってふみの端末をこちらに渡すように言い出した者がいて、その少年こそが先ほどであったゴルジャーク自身だった。
ゴルジャークは名付けられた名前であるが、その少年には「かなお」という名前があり、家族もいたが、その家族も友人も殺されてしまい、自分だけが生き残った。
かなお自身は、自らを実験体にした者を許さないために、かたっぱしから悪人を殺すことを自分に残された償いとしており、これからもずっとそうしていくつもりだといった。
その後、シルバルドは人間を殺し続けるかなおを見てもうやめてほしいと言うが、かなおは自分の家族の仇を見つけて殺すまではやめられないと言っていた。
そこで、かなおが聞き出した情報によって、ある組織の拠点が見つかり、そこへ向かうことになった。
しかし、その組織の拠点では罠があり、裏切り者であるかなおを始末するために用意された要塞のように巨大で緑色のクワガタのような化け物がそこにいた。
その化け物の猛攻によって、かなおもシルバルドも手も足も出ず、ここで二人果てるかと思っていたが、シルバルドは自らが盾になる代わりにかなおを逃がすために、犠牲となった。
そして、その後、シルバルドは完全に改造され、ブラックナイトとなり、組織を守るための重要な者となるはずだったが、ブラックナイトは心は完全に悪に落ちていなかったために、組織を裏切り内部から壊滅させていくことになるが、最後にサウザンドと呼ばれる組織の首領によってブラックナイトは志半ばで倒れることになる。
しかし、ブラックナイトが倒れる際にふみへ組織のアジトの構造やデータなど全てのありとあらゆる情報を転送していた。
それによって、ふみはいつしか敵組織を潰す人が現れた時のためにアジトの罠をすべて先回りして取り除くことが出来ていたのだった。
[おおざっぱな時系列4(月の娘は影にも笑わない) - 黒歴史ブログ]
ルナ編に続く