龍皇神ゲキの代わりに龍神”皇”シリーズを作り、それを人間によって制御することによって神ではなく人間によって神のような存在となることを目指していたが、ある日、封印されていた「龍皇神ゲキ」は突如として消失してしまう。
その消失したゲキは動物たちの一部がなくなろうとも、人間たちに乱獲されて、無理やりのように生かされた動物たちの無念を晴らすために残った脳が暴走していたため、人間を無差別に襲っていた。
そこで、研究者たちは急遽、適合者となる者たちを集めて、龍神皇の一部となるものを選び、数人選び出して、試作品である龍神皇メツをベースに複数の人間はメツの一部となった。
そして、見切り発車で作られたメツは最初で最後の出撃となる。
暴走するゲキに対してメツはミサイルなど様々な遠距離攻撃によってゲキに攻撃するも攻撃はほとんど捌かれてしまう。
その後、ゲキはメツに対して突進し、メツを吹っ飛ばし、その背後にいた人たちも巻き添えにしてしまう。
その後、ゲキはその国の王やその一族を殺し、その国は火の海となっていた。
そんな中でメツは力を振り絞り、ゲキとの最終決戦に挑むこととなり、複数人の適合者たちの複雑な思考によってゲキは思考処理の限界を超えて、予測不能となる攻撃には対応しきれなくなる。
しかし、それはメツも同じくして処理の限界にオーバーヒートを起こし始め、改造手術を担当した研究者たちにもはや助からないと言われる。
ただ、命を捨てメツとなる覚悟を決めた者たちには関係のない話であったため、捨て身でゲキへの攻撃を最大限撃ち込むことによって、ゲキも大きく痛手を負う。
そして、メツはトドメとばかりに目くらましにミサイルを撃ち込み、接近したところで動力源を強靭な爪で貫き、トドメに自身のエネルギーを最大限溜め込んだ光線をぶつけ、ゲキを沈めるも、ゲキによる電流の攻撃を受けていたメツも動かなくなり、両者ともに戦いの果てに果てることになった。
その後、メツの活躍によって龍神皇シリーズは大いに兵器として役立つとされ、そのほとんど滅びかけた国はその技術をほかの大国から買われ、新たに龍神皇レツや龍神皇ラグナロクを作ることになる。
その他にも、龍神皇シリーズの後継機として新たにエクリプスやメツの残骸を流用したオニキスが作られることになり、人はますます神へと近づくのではないのかとされていた。
しかし、それを見ていた本物の神であるケリオスは、愚かな争いによって進化していく人間を良しとはしておらず、今まで人間に関与しなかったケリオスは遂に激昂し、争いをやめないどころか兵器を開発していく愚かな人間を真っ向から潰していくことになった。
それによってD世界からは人間がいなくなり、完全に滅びてしまった。