電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列 邪神編、前編(A16章、B17章、C11章 荒廃した未来の微かな希望)

「前回」→おおざっぱな時系列 邪神編、序章 (姑息な邪神を撃ち抜く弓矢) - 電子版黒歴史ノート

 

B世界にて、エリスは漆黒龍鳳と融合したことによって新たな姿を得たが、その姿は漆黒龍鳳の持つ破壊粒子を扱うため、エネルギーの消費が激しかった。

 そして、一時的に邪神を倒したものはいいものの、B世界には次々と邪神が姿を現してはそれを打ち倒す戦いが長きにわたり続いた。

 長い戦いの中で、エリスは神獣のゲキと融合して力を授かるなどしていて邪神との戦いに身を挺していたが、B世界にいる人間は邪神に取り込まれてしまい滅亡してしまっていた。

 また、シオンは邪神との戦いの中でオニキスを庇ったために左腕を負傷してしまっていた。

 そんな中で、エリスはゲキの力の応用でその滅亡した人間たちの残した兵器や地球上に散らばった兵器などの残骸を自身に取り込みだし、自らの力の強化を図ることにし、地球上にある他文明の兵器や、かつて創造神ルナが倒した惑星龍の残骸、さらにシオンが倒したソルフレアの残骸などを取り込むことによって、エリスは新たな姿「エリスURBAN」となった。

 その力によって、エリスはゲキのような増殖能力を強めることで自分の分身や、対邪神決戦都市を作り出し、シオンの左腕を一時的な応急措置として鋼の腕を生成し、邪神の発生に備えていたが、ある日に別世界からコスモスとルナが来訪する。

 ルナとコスモスは自分の世界が邪神の大量発生によって壊滅的な被害を受けていて、B世界にいるシオン達に救援を呼ぶつもりだったが、状況を見た限りでどの世界も同じ状況にあることを知り、打つ手はないのかと考え込んだ。

 また、ルナは長きによる戦いの中で神獣と心を一つにしたことによって、ルナは自らの刀に宿る神獣の真名を呼ぶことにより、真の力を引き出せるようになっていた。

 そこで、その神獣の記憶によれば、邪神は神獣の成り損ない、もしくは神獣から変化したもので、その恐ろしい力によってD世界に封印されていたが、かつてジョーカーがB世界に解き放った邪神がその邪神の欠片の一部に過ぎないために大きな増殖をせずに済んだが、D世界における戦いで閻魔龍が死んだことによって本体の邪神がその怨念を取り込んだことによって爆発的な増殖を可能としたのではないかと推測する。

 それによってルナ、エリス、シオン、コスモスの4人はD世界に向かうことになった。