電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列 シオン編 (B7章 愛と希望)

 以前に、B世界のルナはジョーカーとの闘いでの件もあり自分の劣りを感じるようになってきており、その上でさらに自らの命を削ったことで自分の力が弱まっており、その上で残った力をシオンに託して自分は生涯を終えようとしていた。

 

 そんな中で、ある日に太陽王と名乗る者がB世界の地球に現れ、そこにはかつてルナが滅ぼしたとされるはずの人間の生き残りが地球外へと逃げ出していて、遂に長い年月をかけて力をつけ、地球を取り戻しに戻ってきたのであった。

 人間の生き残りの中でも太陽王と名乗ったものである「ソル」は自らを強化改造しており、人間というよりはロボットのような姿をしている。

 そのソルというものは、手始めに創造神であるルナを狙うためにシオンやオニキスをその自らの強化された身体1つで蹴散らしていた。

 そんな中で、シオンにトドメを刺すつもりでいたソルからシオンを庇い、ルナは自らの命を犠牲にした。

 シオンはただ、どうすることもできなかった。

 

 しかし、そこにソルは待つこともなく、シオンに追撃を加えようとしていたが、そこにブラックヴァイスが駆け付け、食い止める。

 ブラックヴァイスがシオンにルナを抱えてどこかへ逃げるように指示し、オニキスとシオンは瀕死のルナを抱えて、避難する。

 

 瀕死のルナはシオンに対して自分の最後の意志を伝え、最後の力と希望をシオンに託すことで消える、シオンもオニキスもただ泣いてるだけではいられなかった。

 ルナから託された最後の力と希望をもって、太陽王ソルを平和のため、討伐する決意を示す。

 

一方でブラックヴァイスの抵抗もむなしく、ソルに加勢してきた生物兵器たちの猛攻によって、ブラックヴァイスは倒れる。

 そこにやってきたシオンはルナの力を得て、姿も変わっていた。それが創造神シオンの誕生である。

 ソルは生物兵器たちをもってシオンをつぶすようにしたが、ブラックヴァイスが最後の力を振り絞り、生物兵器たちを吹っ飛ばしながら、シオンの下へとたどり着き、最後にシオンの力に戻るようにして一つの剣、妖魔刀・遠呂智へと変化する。

 シオンは遠呂智を手にしながら近づいてくる生物兵器を真っ二つにし、粉砕し、やがてはソルの身体にも傷をつける。

 

 ついにはソルも追い詰められたと思われたが、まだ切り札を隠しており、残された生物兵器や残された人間と同化し、黄金太陽王ルフレアになる。

 ソルフレアの攻撃にはシオンも苦戦していたが、そこにもう一人̠加戦することになる。

 それはルナが自分の命の半分を削り、守った星の源であり、ルナから分かれたもう一つの命の「エリス」であった。

 エリスはソルフレアの攻撃の対処を主にシオンに任せ、サポートをオニキスに指示し、攻撃を自らが行うといい、エリスの持つ刀、リベリオンの猛攻によってソルフレアは肉体が滅びることになった。

 その後、ソルフレアの意思の中枢であったソルと肉体の構成をしていた生物兵器は死んだが、その中で意思が融合していた人間は残った。

 

 その後、エリスは「意図的に残した人間をどうするか」とシオンに問うが、シオンは「人間は憎いけど、この者達はソルによって連れられ、言いなりになっていた被害者であるが故に罪のない普通の人達」ということから、シオンは殺さなかった。

 それは、シオンの中にあった「これ以上、悲しみを繰り返したくない」という、意思でもあった。

 

 そして、その後に人間に星を奪われ、憎しみを持った宇宙人とされる生命体「ヴジン」が人間を感知して地球にやってくるも、シオンはここにいる人間は害のないものだと必死にヴジンを説得することによって、そのヴジンも納得して、今いる人間との和解をし、未来を信じ、自分がいた星に帰っていった…その星でも人間と和解をする為に。