電子版黒歴史ノート

愛と誠実のカンパニュラ(完結済)

おおざっぱな時系列 エリス編2(後半) (B9章 光の刃と慈愛の涙)

前回までのあらすじ

 シオンはエリスと戦うことになり、エリスは人類を減らすために動き出す。

 エリスはクロトカゲと呼ばれる災厄の龍へと姿を変えて、シオンを迎え撃つ。

 

 一方で、シオンはクロトカゲとの戦いにて膝をつき、終わりかと思われたが、あきらめないシオンの意思に反応したからか、ブラックヴァイスが現れ、クロトカゲの一撃を受け止めると同時に新たな姿となるオメガ・ヴァイスへと変わった。

 

 オメガ・ヴァイスとなったブラック・ヴァイスは、シオンの盾になりながらもクロトカゲの攻撃を受け止め、そして反撃の一撃を入れる。

 その瞬間にクロトカゲは崩壊していく。

 そして、崩壊したクロトカゲからエリスが再び現れ、エリスは姿を変え、全体的に黒い姿となり、最後の決着といわんばかりに刀を2つ構える。

 シオンも立ち上がり、刀を構えるも、クロトカゲとの戦いですでにボロボロであった。

 しかし、オメガ・ヴァイスがシオンと融合することによってシオンの傷は癒えて、新たな姿へと変わっていく。

 

 シオンとエリスの一騎打ちとなり、その戦いにオニキスがかけつけるも、とても近寄れる雰囲気ではないため、傍観者としかなれなかったが、オニキスはシオンを応援した。

 

 しばらくの間、エリスとシオンは互角の戦いを繰り広げていたが、シオンは、突然動きが止まったエリスの隙を見つけ、エリスをその刀で斬ることになる。

 斬られたエリスは倒れ、シオンは倒れたエリスを抱え、泣いていた。

 シオンはルナの記憶に引きずられたエリスが攻撃を意図的に止めていたことがわかったからである。

 そんなエリスをシオンは見捨てることができず、救いたいと強く願った。

 

 その時、シオンの中にある神獣の力によってエリスの傷は癒えて、エリスは目を覚ます。

 そして、シオンは自らの力でエリスに勝った事として、エリスはシオンを認めるようになり、シオンの説得を受け入れた。

 

 シオンは人類だけでなくエリスと共に手を取り合う世界を作るために、新たな力と新たな決意を持つようになった。

 すべての世界の平和のために